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セリス「うっ…ここは……」
セリスは目を開けるとうっそうと木々が生えた森の中であることがわかった
次の瞬間、草村からガサガサと音がしてセリスは警戒をした
「グルルル……」
草村から出てきたのは銀色の狼であった
セリス「し…シルバーウルフ!?」
シルバーウルフ
獰猛さで危険度ランクAの魔物である
幼く魔法も使えないセリスに勝てるはずも無く必死に逃げるしかなかった
セリス「ハァハァ…嫌だっ…まだ死にたくないよ……」
必死に逃げるセリスであったがシルバーウルフの執拗な攻撃でセリスの体には傷が目立ち衣類もボロボロで走る気力も今のセリスには限界か来つつあった
セリス「(もう……だめ…お父様、お母様、カイン…ごめんね……)」
シルバーウルフの攻撃をかわせず自ら死を悟り目を瞑った
いくら経てど痛みがくることは無く恐る恐る目を開けると
今まで襲ってきていたシルバーウルフが血を流し絶命していた
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