仮入部じゃなくていきなり入部!

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 木村「どうぞ、どうぞ、中に入って」  俺「はいっ!」  (緊張気味の俺)  翔「結構部室広いっすね」  木村「まあね、去年バド部の成績が良かったからこれじゃ狭いだろって言って校長先生が増築して綺麗にしてくれたんだ」  翔「そうなんですか」  木村「まぁ、頼りない先輩ですけどよろしく」  握手を求められ汗だくの手を拭いて握手をした。  メッちゃ緊張。  頭の中真っ白で翔と木村先輩が話していた内容も全く耳に入ってこなかった。  木村先輩はもっと怖い人かなとか思ったけどそうでもなさそうだ。  案外馴染みやすい先輩かも。  良い先輩の鏡ってやつかな?  木村「そろそろ皆来ると思うんだけど」  ガラガラ  勢い良く入ってきたのは女の人だった。  「きむーっ、よーっす」  木村「部長よーっす」  「だから部長って言い方やめてよ、照れるから」  結構かわいい系の先輩だ。  「あれもしかして新入部員君かな?よろしく」  俺「こちらこそよろしくお願いします」  「もう、そんなに硬くならないでよ、えっと自己紹介がまだだったね。私の名前は竹内 陽子(たけうち ようこ)よろしくね。一応部長です!」  俺「えっと俺は佐藤 隆哉(さとう たかや)って言います。これからお願いします」    翔「俺は比嘉 翔(ひが しょう)と言います。」  部長「あれ君ってもしかしてあの一年の時に全国だったかに出てたよね?創だよ確か、ねぇきむ」    木村「確かに見覚えあると思ったらあのすごい子か、こりゃ楽しみだな」  なんと部長も木村先輩も翔の事を知っていた。  やっぱこいつはすげぇ。  部長「そっか、そっか、じゃあこれから練習だけど出る?」  木村「出る?ていうかこいつらはもううちの部員だよ」  部長「えぇーーっ!?もう決まったの?早いなぁ決断力。でも後悔は絶対させないからね。覚悟しといて」  若干寒気がしたのは俺も翔も同じだった。   
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