不吉を運ぶ黒猫登場!?

13/13
前へ
/25ページ
次へ
「どうやって戻るんだよ!?」 「簡単だ。自分で印に触れればいい」 美咲は印に触れると再び魔法陣が現れ一瞬に男になった。 それと同時にクロもたま猫に戻っていた。 「…女体化危ないな」 「だがそれでは困るのう。んーそうじゃの…いっそ女として生きてはどうじゃ?」 「嫌だ…つか男に戻れないわけじゃないんだろ?」 クロは深くため息をついた。 「面倒じゃぞ?まず一度死にかけなくてはならん。死にかけることにより精神と肉体が分離しやすくなってな、その時印を触れれば戻れる」 「……マジっすか」 「マジっすじゃ」 クロはやけに楽しそうにしていた。 一方美咲は絶望感で満ちていた。 「お前いくら黒猫だからって不吉を運んでくるなよ」 クロは鋭い爪で美咲を引っかいた。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加