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「どうやって戻るんだよ!?」
「簡単だ。自分で印に触れればいい」
美咲は印に触れると再び魔法陣が現れ一瞬に男になった。
それと同時にクロもたま猫に戻っていた。
「…女体化危ないな」
「だがそれでは困るのう。んーそうじゃの…いっそ女として生きてはどうじゃ?」
「嫌だ…つか男に戻れないわけじゃないんだろ?」
クロは深くため息をついた。
「面倒じゃぞ?まず一度死にかけなくてはならん。死にかけることにより精神と肉体が分離しやすくなってな、その時印を触れれば戻れる」
「……マジっすか」
「マジっすじゃ」
クロはやけに楽しそうにしていた。
一方美咲は絶望感で満ちていた。
「お前いくら黒猫だからって不吉を運んでくるなよ」
クロは鋭い爪で美咲を引っかいた。
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