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気づけば黒猫の姿は見あたらず、黒いスーツを着た美男子が立っていた。
「あんた―っ!」
美咲は異変に気がついた。
「声が…え、何…胸!?女になったのか俺!?つか耳と尻尾まで…」
「ほう、やっぱり女になったか」
「どういうコトだよ!」
「まぁまぁとりあえず戦ってきなよ」
「え?」
「戦ってきなって、ほら外でお前を待ってると思うよ」
男は美咲を風呂場から引っ張り出すと無理やり外に出した。
「待ってってば!服着てないのに!」
「おっと失礼」
男は家に戻り服を持ってきた。
美咲はそれを奪うように取り急いで着た。
「胸元がキツい…」
「気にすることはないさ、いつかは慣れる」
「おうおう、随分と軽々しく言ってくれるねぇこの口はあ」
美咲は男の口を掴み睨みつけた。
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