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ダンテ「…んで、そろそろなのか?」
ダンテはピザの一切れを頬張りながら青年に問う。
青年「うん、ここでの仕事は終えて三年分の自己休暇が終わったしね」
青年もピザを頬張りながら答える。
ダンテ「そうか…おっと、そうだ」
ダンテはおもむろに立ち上がり、ポケットを漁る。
青年「…?」
ダンテ「ほらよ!」
ダンテは青年に何かを投げ渡した。
それは髑髏のシルバーネックレスだった。
青年「これは?」
ダンテ「俺の相棒記念のプレゼントだ。
そろそろだろ?」
青年「ダンテ…」
ダンテ「いいか?此処は事務所であり、俺『達』の家だ!
便利屋デビル・メイ・クライのホームだ!」
青年「…へっ…!ったり前だ!俺はホームレスじゃねえよ!」
青年は立ち上がり、玄関のドアの前で立ち止まる。
青年「行ってくるぜ!『相棒』!」
ダンテ「応!行ってきな!『相棒』!」
青年がドアを開くと眩しい光がドアから指し込み、青年は光の中に消えて行く。
そしてドアはゆっくりと閉まった。
ダンテ「待ってるぜ…相棒!」
プロローグend
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