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「ん…あ?」
ふと、記憶の中にダイブしていたが、頬に触られる感覚がしたので現実に戻った
目の前に居る真っ黒のタキシードを着て右手には刀を持った男が俺の頬を触れたのだろう
「聞いているか?」
「聞いてる。此処は、俺が居た世界とは違う世界…魔界って訳だろ?…全く、一時間前は、公園で弄(もてあそ)んでいたのに…」
所謂、異世界ってやつに俺は来たらしい。と言っても何時来たのかが分からないんだけどな
確か、凶器が命中するまでは覚えてる
俺の身体は、どうなっているか知らないが、“たかが命中しただけでは、傷一つ付かない”から返り討ちにした筈
しかし其処から先は、覚えていない
「オイ?また私の話を無視して黄昏ているのか?」
美声が俺に届いた。声なら良いんだが…な
口調が問題あり、苛っとくる
「…すまん」
一応謝っとく。場所が場所だからな
しかし一体、来たんだ?
ゴホンと、わざとらしく一回咳き込み口を開く糞野郎
「此処は魔界。貴様は私に召喚されて来た訳だ
理由は簡単、魔界を見守り時には、戦う邪神にするためだ」
お前のせいか!!
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