雷神あらわる

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そこへ一つの希望が芽生えた。 リョウスケの意識が回復したのだ。 リョウスケが入院していた病院は破壊され、リョーコは自宅にリョウスケを移していた。 自宅で目を覚ましたリョウスケ。 「ここは…」 見慣れた景色。 「俺は一体…生きてる?そういえば父ちゃんや母ちゃんは?」 辺りを見渡すが誰もいなかった。 体に力が入らない状態でベットから降りた。 するとそこへリョーコが帰っきた。 「リョウスケ??目が覚めたの?」 泣きながらリョウスケに抱き着くリョーコ。 「母ちゃん…一体俺はどうなったの?父ちゃんは?」 リョウスケはリョーコに恐る恐る聞いた。 「お父さんはね…」 リョーコは今までのいきさつを説明した。
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