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本を見終わったリョウスケ。
稽古を終え、家に帰った。
「母ちゃん、イクシオンって人知ってる?」
リョウスケがリョーコに聞いた。
「知ってるもなにも、かなり有名な人よ。大昔の話しだけどね。」
「もしかして…俺は雷撃拳を得たの?」
リョウスケはリョーコにもう一度聞いた。
「ちゃんと話してあげるわ。イクシオンはあなたの先祖様。だから雷神拳を使えてもおかしくないのよ。あなたが一億ボルトの電流を浴びて生きてるほうがおかしいわよ。あのときはまさかと思ったけどね。」
リョーコはイクシオンとリョウスケの関係を話した。
「先祖様なら父ちゃんも雷神拳使えたの?」
リョウスケは興味津々に聞いた。
「お父さんは使えなかったの…いやむしろ今まで使えたのはイクシオンだけだったわ。」
リョーコはダイスケのことを思い出したのか、目から涙がこぼれ落ちていた。
リョウスケはリョーコを抱きしめ、
「父ちゃんの敵は俺が絶対うつから。そして、変わってしまった世界を俺の拳で取り戻す!」
ここからイクシオンをも超える伝説をリョウスケはつくることになる。
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