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突然現れた自称美少女[八雲 紫]をジト目で見ながら、霊夢は文が取材を始める前に話し掛ける。
「どうせ、あんたの仕業なんでしょ?早くコイツを元の場所に戻してよ。」
「あら、この子は自分で来たのよ?」
この幻想郷に入るには条件があり、その一部としてはある程度の知能や幻想郷の知識があったり等があり、もしその条件が無ければ今頃幻想郷は外の世界では絶滅とされている動物だらけになっている筈である。
「この子って‥‥‥、じゃあコイツは私達の言葉が理解出来るの?」
「恐らくね。」
「本当ですか?!」
取材の対象をゴジラに変え文字通り突撃取材を試みる文を紫は自分の日傘の柄を文の服の首元に引っ掛け阻止する。
「うげ?!」
「止めときなさい、あの子まだやんちゃな年頃たからなに何するか解らないわよ?」
「あれでまだ子供なの?」
「えぇ、大人になれば今の倍の大きさになるわ。」
「げ‥‥‥。」
多少顔が青くなる霊夢、そんな彼女の反応を楽しみながら紫は話しを進める。
「それより、お願いがあるんだけど良いかしら?」
そう言う紫の顔は新しいおもちゃを手に入れた子供の様に楽しそうだった。
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