114人が本棚に入れています
本棚に追加
「ところで、アンタなに食べるの?」
ゴジラの考えている事は全てさとりに読まれ、自分が攻撃されない限りゴジラは暴れたり攻撃しないと解ったため彼(?)の食べる物や生態を聞いていた。
「お空みたいですね。」
「うにゅ!?」
さとりのお墨付きを貰った為、空や燐が頭に乗り右手に持つ棒で叩いたり背ビレを触るなど思い思いの方法で遊んでいたのだが、それを中止しさとりの背後に逃げ込む二人。
「嘘ですよ、二人とも。」
「つまらない冗談は後にして、さっさと本当のことおしえなさい。」
「お空の持つエネルギー、正確には核融合を操る程度の能力を使った際に出るエネルギーです。」
「それならさとり、アンタがコイツの面倒見なさい。」
「なんで、私なんですか?」
「アンタの能力なら色々と都合が良いし、お空はアンタのペットでしょ?それに私は妖怪退治が専門なの、動物は専門外よ。」
「餌ぐらいあげてもいいですけど、この大きさでは旧都すら通れませんよ。」
正直奴を野放しにしておけば人間の里にいる連中が騒ぐだろうし、謝礼を貰った以上ゴジラを監視する責任者を見つける必要があった。
「って言ってもそんな物好き居る筈が無いよね。」
「私に任せて貰いませんかね?」
声がする方を見ればおそらく号外を配り終えたであろう文の姿があったが、霊夢は嫌な予感しかしなかった。
最初のコメントを投稿しよう!