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満席になった会場からは初めて見る光景に観客達は「おぉ」とどよめき、ある程度緊張が解けた頃合いを見図ったように酒や摘み、弁当を売り出す者が現れる。
「それでは選手入場!!」
白い煙が噴射されるとボードを持った着飾った妖精達と予選を突破した猛者達が現れ、拍手を大量に浴びながら順番に席に就いていく。
「順番にチーム名を挙げていきます。紅魔館チーム、永遠亭チーム、閻魔チーム、守矢チーム、フラワーマスター、霧雨の魔法使いの以上です。動機、ゴジラ暴走時の対処法は手元のパンフレットをご覧ください」
ここに居る全員はかなり私情に走っている者たちばかりであった。
名前を呼ばれた順に、妹の遊び相手兼門番、実験用、暴動鎮圧要員、信仰を集めるため、本気で戦える相手が欲しいから、使い魔が居ないからと理由は様々だ。
「この中の誰が栄光を勝ち取るのでしょうか?代表者は前まで出てきて下さい、選んだ封筒に当たりと書いてある方のチームに権利が行きます。」
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