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「ふぁ~、良い朝ですね~。」
霧の湖の畔に建つ紅魔館、そこの門番[紅 美鈴]は眠い目を擦りつつ仕事に就く。
「♪~~~。」
彼女は鼻歌を歌いながら仕事の一つ花を水やりをし、ジョウロの水が終わってしまい水を貯めたバケツを手に取り水を補給しようとすると
「あれ?」
何故かバケツの中の水が波紋を作っていた。
「おかしいなー、妖精はいないのに‥‥‥。」
最初はイタズラ好きな妖精の仕業かと思ったが、辺りに妖精の気配は無く美鈴はバケツに触ってはいないのに次第に水の波紋は強くなっていく。
「!!、まさか敵襲?!」
次第に大きくなる水の波紋から大勢の何かや、巨大な何かが近付いてくると推理し様子見の為に上空へ舞う。
彼女は本来温厚な性格だが、紅魔館の門を許可無く潜り抜ければ容赦せず叩き潰し(最近は負けっぱなしだが)二度と門を潜り抜け用とする気が無くなるまで痛み付けるが、この時ばかりは流石にそんな事をしたくないと神に祈った。
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