あの場所で

4/11
前へ
/24ページ
次へ
視線が交わる。 「邪魔しちゃったかな?」 驚きのあまり、ただ見つめてしまった。 「君があまりにも気持ち良さそうにしていたものだから、つい綺麗な横顔に目がいってしまって」 クスリと微笑み、そう話す貴方は、まるで王子様のようだったわ。 恥ずかしくて、俯くと更に続ける。 「突然何言ってるのだろうね?」 顔を背け、遠くを眺める。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

81人が本棚に入れています
本棚に追加