第一章、砂漠の王

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この世界の名は『ゼルドリン』 そこは魔法が存在する世界であり、 ギヌス帝国が支配している世界でもある。 約2000年前、ゼルドリンを支配していたのはギヌス帝国ではなく『神化種』といわれている少数民族であった。 彼らの強さは歴代の民族の中で最強 力が物を言わせる時代 現代もそうだが、この時代は特にだった。 だが、神化種の時代はそう長くは続かない。 神化種の中でも最強の強さを誇っていた二人が対立をしたのだ。 二人の激しい戦闘により、周りの神化種はどんどん死んでいく。 結果、わずか1日で両者は倒れ、死んでしまう。 この二人が戦った日を『終焉の日』と語り継がれている。 たった二人の戦闘により神化種は激減した。 そして、他の民族達にその隙を狙われ、神化種は絶滅してしまうのであった。 支配者が消えると、また次の支配者を決める争いが各地で起きる。 それが約2000年も続き、ようやく次の支配者は決まった。 それがギヌス帝国である。
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