第一章、砂漠の王

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グラウンドフィッシャ、その個体は二人の想像以上だった。 全長5mはある高さ、 そして容姿が恐竜のそれ、とあまり変わらない。 まさに【砂漠の王】と言われている理由がわかった。 しかし、二人は何だか余裕だった。 逆にガッカリしている。 「楽勝だな♪」 ファランはそう言い、構える。 ベルも構えた。 辺りは急に静かになり、二人と一匹は睨みあっていた。 他人から見ると奇妙な光景であった。
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