第一章、砂漠の王

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「先制は俺がする。 ファラン、隙を突いて仕留めろ」 ファランは静かに頷き、集中する。 『暗黒の起電』 ベルは右手を前にかざすと、魔法を唱えた。 瞬間、モンスターに向かって黒い電撃が放たれる。 巨体であるグラウンドフィッシャは回避する事が出来ず、そのまま黒い電撃は直撃した。 「グギャャャ~~~」 これまでにない絶叫が砂漠に響く。 ファランはその一瞬を見逃さない。
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