片想い

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片想い

ずっと好きだった人が亡くなっていた 高校が違うため片想いの時間と同じ7年 会う事はなかった それでも想いはかわらなかった いや、この気持ちは7年前から止まっていたのかもしれない 想いの大きさはあの時のまま… せめてあの頃の僕に告白する勇気があれば だけど、もう会う事も 想いを伝える事も出来ない 俺が好きだった相手は 高校入ってすぐに目の重い病気になった けど手術によって一度はその目に憑いた悪魔は取り除かれた はずだった… 高校3年の冬 またその悪魔(病気)は現れた それは更に悪質となって 彼女は治ると信じて戦った 必ず治して一緒に卒業するんだと 同級生もみな、彼女のために応援した そして卒業まで1ヶ月… 彼女は学校に来た そこにはいつもの笑顔が素敵な彼女がいたそうだ 卒業1ヶ月前という事もあり授業も殆ど無く 空いた時間でクラスの卒業文集を作り始めていた そんな時期に彼女が来たためクラスメートには彼女と話す時間は沢山あった 彼女も久しぶりに学校来れた事に嬉しそうだったそうだ 楽しい時間とは早く過ぎるもので 彼女はまだ検査があるからと昼頃に帰っていった 帰り際クラスメート達は彼女に文集の下書き用紙を渡した 一緒に卒業出来ると信じて
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