不秩序

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今はもう浜に付けた二人の足跡は消えてしまった 波が足跡を消すように 繋いだ手は流れる人ごみの中に引き離された 空を見上げれば綺麗な月が浮かぶ その近くには無数の星が輝く もし君が月ならば僕は太陽 星が輝く限り君の側に居ることは許されない この世界の不安定なバランスの中では 二人の理想は押し潰される
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