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約30分くらいかけて、俺たちは東中高校についた。大貴がくわえていたタバコをポトッと落とし、息を深く吸い込んだ。
「この学校の頭ァ!出て来いやァ!!」
すると、長身の男がでてきた。
「俺がこの学校の頭、柳 太郎だけど?」
大貴がずいっと近づいて言った。
「お前がここの頭か。」
「あぁ。」
「太郎だっけ?可愛い名前だこと?」
「あぁ?なんだとてめぇ…中坊のくせに生意気だなァ?……死ね。」
その言葉が発せられたすぐ後に相手の太い腕が大貴の顔面に伸びた!
大貴は少しの動きでかわした。
「どーでもいいけど、ウチの学校のヤツがお前の学校のヤツにカツアゲされたんだわ。その落とし前、つけに来たんだ。」
大貴はタバコをくわえ、ひをつけた。
「なるほど…じゃあ俺もあと四人呼ぶわ。」
といって後ろを向き手招きすると校舎から四人でてきた。
大貴は相手を思い切り睨んで言った。
「行くぞ!」
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