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「うおおああらあぁぁ!!」
勢い良く突っかかったが、
やはりこれが力の差、俺たちは二分くらいでぜんめつした。
「ハァッハァッ…弱えぇくせにでしゃばってんじゃねぇよ、ガキがっ!ぺっ!」
大貴はつばをかけられたが、体が動かない。
『くそっ!くそっ!くそくそくそっ!』
大貴は心の中で果てしない屈辱感を味わった。
中野中学に帰ってきた俺たちはぼろぼろで、言葉もでなかった。…空気を変えようとしたのか守がボソッと呟いた。
「俺ら、卒業か…。」
皆は下を向いたまましゃべらなかった。
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