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バコォッ!!
物凄い音とともに竹留が入ってきた。
「おいおい…ドアとれちまったよ。」
拳が席をたってドアをなおしにいった。
竹留が呼吸をととのえてしゃべった。
「俺が仕入れた情報だと、中坊の時の喧嘩にナイフをつねに持っていたっつうことで、『凶器』って呼ばれてた、上野 久人(ウエノ ヒサト)。
ヤクザもビビるチームを率いていた、平山 紀之(ヒラヤマ ノリユキ)。
んでその二人をフルボッコにして仲間に入れた転校生、山崎 有(ヤマザキ ユウ)。
こいつらがここしきってるってよ。」
「そうか…よしっ!!まず、上野倒しに行くぞ!」
「おぉ!」
しかしその時、拳が叫んだ。
「おいっ!!コラ竹留!扉直んねぇじゃねーか!!」
皆が竹留の方を向いた時にはすでに百メートルくらい先まで走り去っていた。
拳が言った。
「アノヤロ~後で覚えとけよぉぉ!!……まぁいいや。誰か手伝ってくれ。」
その時大貴が、
「…よしっいこー」
と言うと、 皆小走りで逃げた。
「あいつらぁぁ!まぁいっか。俺も逃げよう。」
拳がその場を後にしようとしたとき!
グイッ!
なんと拳のズボンにドアのネジが絡まってとれなくなっていた。
「…………えーーーーーーーーーーーーーー!
ヤベェ待って…あ、いねぇ! ちょっ………助けて―(泣)」
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