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「……はぁ」 ため息をつきつつ居間に向う。 居間に入ると鈴が呑気にソファーに座りテレビを見ていた。 遅刻だってしってるのかな、この子は。 とか思いつつ鈴の後ろに歩み寄る。 「鈴、遅刻だよ?」 後ろから声をかけてみる。 「…あぁ、弥生、うん、遅刻だっていうのは、知ってる」 知ってるならなぜ学校の行かないのか、やはり鈴は不思議な子のようです。 「起こしてくれてもいいんじゃ?」 と聞けば、鈴は腕を組んで首を横にふるのみ。 不思議な子です。
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