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逃げようとした私の、右手首をいつの間にか掴まれた。
逃げようにも、逃げられそうにない・・・。
「悪い、言い忘れてた」
「・・・何ですか?」
掴んでいた右手首を上に持ち上げ、スルッと滑るように手に私の右手に滑らせた。
手を持ち、指に口付けながら・・・
「俺の、専属モデルをやってくれないか? お嬢様?」
・・・。
「え~~~っ!!!」
さて、私の夏休みは・・・どうなるのでしょうか?
この人に拉致られた、夏休みが・・・とても大切なものになっていくことに、今は全く気がついていなかった・・・。
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