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じっと、アイスを持っているのも忘れて、その人を見続けた。
その人をよく見てると、何か手に持っていることに気が付いた。
手に持っているものは、黒くてゴツイもの。
「何、俺・・・怪しい?」
「えっ?!」
今まで私が見ていた男の人は、いつの間にか私の傍まできて、私の顔を上から見つめていた。
そのことに気づいた私は次第に、顔が赤くなる。それは、暑さでではない。
「さっきから、見てただろ?」
「・・・い、いえ・・・」
そんなに顔を近づけないで、下さいよ~っ
何でか、分からないけど・・・顔を赤いの・・・。
私が、何も言わずに黙ってそっぽ向いてると、クスクスと笑い声が聞こえた。
「何で、笑ってるんですか!///」
「別に」
明らかに笑ってるじゃないっ
私は、何だかふてくされたようにそっぽを向いた。
私が、少し拗ねたことに気がついたのか、頭を撫でてくれた。
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