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「オイ…あんた生きてるか?」
「……ッカ!!ゴホッ」
幻夢は心底怪しいとおもいながら近づく。
「俺は生き残ったか…」
「アンタ名前は?」
生き残った人間は男で、金髪にニット帽、小柄な体格をしていた。
「まずは自分の名を名乗るもんだが、新入りだ仕方ないか、俺は【白鎧】(ホワイト・プレート)、ここじゃバッジの名で呼び合う」
白鎧と名乗った男の話を聞いてキョトンとなった。
「ありがとう、俺は幻夢、あと何故新入りだと?あとバッジって?」
「いいのか?本名バラすような事して、まぁ代わりに教えてやる、まず新入りだとわかったのは名札の付け方だ、本名を明かさない為に裏にしてつけるのが常識だ」
それを聞いて慌てて名札を裏返して付けた。
名札は磁石式なので、比較的簡単に取り外しができる。
「そして、この名札の事をバッジという、メインバッジの名だ、その名をバッジの裏側に刻んでつける」
「へぇーなるほどありがとうな、ちなみにバッジ名って?」
白鎧は少しうんざりしたような顔をした。
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