Black・World

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「なら詳しく説明してあげないとな、幻夢くん」 (校長…妙に食いついてきたな) 「この《夜の界》は下からK(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)、T(テラ)、P(ペタ)にクラス分けされている、覇皇はこのクラスという枠から除外されるんだが、一年に一度不定期に『覇闘祭』というものを行い、これで覇皇を決める、覇闘祭の参加資格はGクラス以上だ」 大神校長の話を聞いて、一通り理解した幻夢は質問した。 「なるほど、ひとまずGクラスに上がればいいわけだ…さて本題に戻るが、俺の両親を消したのは誰だ?《夜の界》でいずれ会うだろうが」 「うむ、君の目的はわかるが、それはあまりに無謀だ、何故なら相手は覇皇だからだ」 幻夢は驚き、目が見開かれる。 優先して殺す人物が、この《夜の界》の頂点に君臨する人物だったからだ。 「まぁいい、いずれはブッ殺すだけだ、今はそのために力をつける、じゃあ俺は失礼する、いろいろとありがとうございました」 一礼して会議室を後にした。 「幻夢、面白い子だ、後は実戦でどれだけ伸びるかだな」
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