愛と憎しみは紙一重

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「変わった…?」 「俺さ、里香の死がどうしても受け入れられなかった。そんな時、リサと出会った。最初は、どことなく里香に似ていたリサを俺は…里香の身代わりとして見ていた。」 「そんな…。じゃあ、リサは…」 「だから、最初はって言っただろ。リサは、俺の為に一生懸命に何でもしたんだよ。掃除に洗濯に料理…。一言も嫌だとも言わないで、いっつも俺を笑顔で迎えてくれた。そしたらさ、里香の死をすんなり受け入れてた。人を信じる事ができなかったのに…、信じる事ができるようになった。俺、リサのおかげで変われたんだ。運命の相手ってさ、自分をいい方へ変えてくれるヤツのことを言うかもな?お前からしたら、俺がそんなこと言うと腹が立つかもしれないけど…。」 私は、リサと出会って何か変わったのか…? リサの笑顔を見ると癒された。 だから、ずっとそばにいたくて…離れたくなくて…気が付いたら愛していた。 .
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