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「と、とっつぁん…。
お願いだ‼
切腹だけは勘弁してくれ💦」
真選組局長:近藤勲。
彼は警察庁長官:松平片栗虎に拳銃を向けられていた。
ゴリラ顔の近藤。
顔は青ざめている。
冷や汗がまだかと言うほど、吹き出ていた。
「なーに言ってんだ?
近藤よォ。
カブトの一匹や二匹もおめぇは捕まえきれねぇのかよ?」
「いや、だから。”瑠璃丸”は万事屋が…」
「言い訳は許さねぇーぞ。
近藤。今ココで腹切れや」
警察庁長官とは思えない松平。
チンピラと言いきれる松平だが、娘思いの父親だ。
”バンッッッ”
「ぎゃああああん⁉
とっつぁん‼
耳、耳掠ったって‼
痛いって‼」
有無を言わず、弾を発砲した松平。
近藤はぎゃあぎゃあと喚いた。
「…耳掠ったくらいで騒ぐんじゃねぇーぞゴリラ。
…本来だったらなぁ、おめぇの腹を切る所だったが…。
おめぇの部下が折角働いたんだ。
今回は切腹を取りやめにする」
「部下が折角働いた…?
トシや総悟の事か?」
”バンッッッ”
またもや発砲。
近藤は松平に向かって鼓膜が破れるほどに叫んだ。
「とっつぁん⁉
マジで、発砲すんのやめて‼」
「おめぇーは馬鹿か?
オジさんだーれもトシや総悟が働いたって言ってねぇーだろ?」
「は⁉トシじゃなく、総悟でもない?じゃあ一体…?」
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