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~命の重さ~
僕は13年前にこの世に生を受けた…。
僕は大好きなお兄ちゃんと同じ名前を付けて貰った…。
お兄ちゃんは…
僕の弟にもなったし…僕の友達にもなってくれた。
でも…
パパを可愛がってる…
お姉ちゃんには僕の命なんて軽かったみたい…。
僕が吠えると蹴られた。
僕がご飯を食べようとしたらそれはパパの所へ行ったり…。
まだお姉ちゃんはこれでもいい人なんだ。
おじいちゃんが物凄く贔屓目で僕を見ていた。
僕が吠えると投げつけられそれから蹴られたり口を押さえつけられたり…。
僕はおじいちゃんが嫌いで良く震えていた…。
そしてパパがいなくなり…。
僕とママだけの生活になった…。
おじいちゃんに閉じ込められた…。
そしておじいちゃんは僕の散歩も行かなくなり…
僕は腫瘍の為に亡くなった
でも…最期の最期に大好きなお兄ちゃんに撫でてもらえた…。
僕はそれだけで満足だった…。
お兄ちゃん、沢山の愛情をありがとう、お兄ちゃん沢山の笑顔をありがとう。
僕はそれだけで幸せだったよ…。
僕はパパと同じ6才で生涯を閉じた。
ただ僕は普通に生きていたかっただけなのに…。
僕に愛情を注いでくれた全ての人達に…――ありがとう――。
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