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「シロウ…………
貴方を愛している」
言い終わるとともに強い風が吹く。
反射的に腕で顔を庇ってしまい、風が通り過ぎて腕を降ろしたときにはもう、彼女はいなかった……
「あぁ……。本当にお前らしい」
「何が『私らしい』のですか?」
そりゃあ……
「そりゃあ……
言うだけ言って返事も聞かずに帰っちまうんだか……ら………?」
………おかしい。
百歩譲って、後ろに誰かいた事に気付かなかったとしても、俺が言った『お前らしい』とはセイバーの事で、後ろの人物は『私らしい』と言った。
とゆうことは、後ろにいる人物はセイバーになるとゆうことで…………!!
俺は急いで振り返る
「セイ……バー………?」
「はい。シロウ」
「セイバー!!」
おもわず抱きしめてしまった。
この際いろいろな疑問は置いといて、今は、二度と会えないと思っていた彼女が目の前にいる事を実感したかった
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「…………。」
「…………。」
場所は変わり衛宮家。
今は二人で、遠坂とイリヤの看病をしながら起きるのを待っている状況だ。
聞きたい事はあるが、それは『二人が起きてから』とゆうことになっている
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