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黄「…やっぱ無理だっ…」
瑠「…何がだよ」
黄「瑠樺さんをっ…誰にもっ…渡したくない…」
瑠「…は?」
瑠樺さんがびっくりして俺を見ている。
あーもう涙も本音も止まらない。
黄「瑠樺さんは…子供…欲しいんでしょ?」
瑠「…え」
黄「俺っ…瑠樺さんの子供産めないから…このままじゃ瑠樺さん幸せになれないから…だからっ…別れようとしたけど……俺にはもう無理だ…!!」
瑠「…」
言ってしまった…
俺ダメダメだ…
俺は目を瞑って瑠樺さんの言葉を待った。
すると
瑠「…お前ばっかじゃねぇの?」
黄「…………へ?」
瑠樺さんからまさかの言葉が飛んできた。
びっくりして瑠樺さんみたいなポカン顔になってしまう。
瑠「はー…まじ脅かすなよ…」
瑠樺さんはため息をついてまたぐたっと俯いた。
黄「えっ?えっ?;;」
何その反応;;
意味わかんないよ(;Д;)
瑠「お前…そんなことで…」
黄「なっ!!そんなことって…俺は真剣に」
グイッ
黄「!!」
瑠「やっと抱きしめられる…」
俺は力強い瑠樺さんの腕の中に収まった。
瑠樺さんの体温、匂い。
久しぶりで心臓が跳ねた。
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