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黄「瑠樺さん、瑠樺さーん」
瑠「あー?」
黄「俺らの初デートのこと覚えてる?」
瑠「…初デートぉ?」
―2人で初めて―
ゾジーの突然の話題提供に一時停止する。
こいつ急になんだ?
どうせゾジーのことだから雑誌か何かで初デートについての記事でも読んだんだろ。
黄「ね、覚えてる?ってば」
瑠「……覚えてねぇな」
うそ、滅茶苦茶鮮明に覚えてる。
黄「ひどっ!!俺ちゃんと覚えてんのに!!!」
瑠「あーはいはい」
初デートなぁ…
―――――――――――
もう何年も前の話。
黄「瑠樺さん…」
瑠「あ?」
黄「あの…」
本日はスタジオにてレコーディング。
俺はレコーディング疲れでソファーに沈んでいた。
そこにゾジーが何か言いたげにもじもじして近づいてきた。
瑠「何だよ」
黄「お…お願いがあ」
瑠「嫌だ」
黄「ちょっ…まだ言い終わってないじゃん!!」
瑠「ろくなことじゃない気がしたもんで」
ついゾジーの言葉を遮ってしまった(笑)
瑠「で?」
黄「あ…あのさ…」
瑠「…」
黙り込むゾジー。
早く言えっつの。
黄「………デっ…デートしない!!!!!!?///」
瑠「!!」
…デート?
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