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アガルド歴1452年。
大戦勃発。
正確には、独立を続けていた島国である、《和》という名の中立国を、《エルドバイン》が武力で支配したのが始まりである。
世界最大の軍事大国であるエルドバインのこの行動により、結果として、世界中に今までくすぶっていた争いを、更に激化させる結果となった。
人類自体の進化により、それまで使用されていた戦車や戦闘機、その他の兵器は、全くといっていいほど意味をなさなかった。
そのため、純粋な兵士の実力が、戦況を左右する。
この事実をいち早く理解したエルドバインは、大戦の始まる前に、今までの軍に加え、とある計画を実行した。
名を《Triple・Forces・Project》。
通称。
S.F(サイエンティフィックフォース)。
A.F(アンデッドフォース)。
G.F(ゴーストフォース)。
これらの三つの部隊は、今や正規軍よりも高い戦闘能力を有しており、今ではエルドバイン軍の主力となっているくらいである。
薬物投与などによる、限界の底上げをされたS.F。
既に息絶えた肉体に、再び命を呼び戻したA.F。
戦いなどを有利に運ぶため、隠密行動に長けたG.F。
《和》との戦闘においても、彼等の力は必要不可欠であったといえよう。
戦役から、ちょうど一年が過ぎ去ったある日。それこそが、A.Fが武装蜂起した日である。
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