翌日…

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『感じたみたいだね、それが「気」だよ、残念ながら、俺はこのアサメイの助力が無いと、使えない術だけど』 木村君は私の左手からアサメイを退けながら、そう言ってきた。 『左手は気を取り入れる側の手だから、右手に比べて感度が良いし、何か霊的な力を感じ取る時なんかは、左手を翳したりすると分かる、ただし、俺みたいな鈍感は、それでもなかなか難しいけどね』 木村君は微妙な笑みを浮かべながら、説明をしている、うんうん、木村君は確かに鈍い…色んな意味で…。 『じゃあ霧島さん、さっそくチャレンジだ』 そして私も「気刃」の練習を始めた、何せ初めてだから光の刃なんて、なかなか上手くイメージが出来ない。 『霧島さん、ライ〇セーバーだよ』 『は?』 木村君は、何か変な事を言ってきた。 『だから、光の刃と言えばラ〇トセーバーだろ?かなりイメージしやすいと思わない?』 いや、確かにそうなんだけど…魔術にライト〇ーバーって; でも確かにイメージは容易だった、今までピンと来なかった光の刃が、きちんと想像できる。 私は右手の「剣」から光の刃が伸びて出るイメージをして、そのままイメージを固定する、私の頭の中では光の刃が左手を貫通している状態。 『つっ…!』 しばらく間を開けて、先ほどのようにビリッとした感覚が、左手に走った。
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