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簡単に外観を説明させてもらうと…「怪しい」の一言しかないので、もう少し細かく説明すると、 まず部室の窓は内側から黒いカーテンがされていて、中を見る事が出来なくなっている、ただ、人が中に居るのが分かる、何故ならボンヤリと灯りが見えるから、あの灯りはキャンドルだと思う、そんなに強い光量ではないし。
そして、ドアには赤黒い色で「オカルト研究部」と書かれていて、その両側にも黒くて長い布がぶら下がっている、しかも、入口の上には、角の生えたドクロなんかが飾られている。
『え~…部室の場所は、確認出来たんだし…ここは素直に…一旦退却すべきだと判断シマシタ』
私は部室前の廊下で1人、なんか訳の分からない口調で独り言を呟きながら、その場を去ろうとした。
その時…
ガラッと目の前のドアが開き、中から黒いローブを頭までスッポリと被った、極めて怪しい風体の人が出てくる。
『貴女、部室の前にずっと立っていたみたいだけど、何かご用なの?』
柔らかい口調で語り掛けてきた、声からして女子みたい。
私が固まったまま、何の返事もしないでいると、ローブの人はクスクス笑って、被っていたフードを上げて素顔を晒した。
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