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『「おまじない」なんかの下等魔術ならば、あまり心配は無いんだけど、心霊スポット探検なんかを、部活動の一環に取り入れてたら、厄介事になっても、おかしくはない』
木村君は視線を天井に向けながら、オカルト研究部がやりそうな事を、予想しつつ話している。
『それを私も心配してるんだ、加奈ちゃんも幽霊とかに、前々から興味あったみたいだから、部活で仲間が出来たら、なんか変な事をやりそうで』
『まあ、とりあえず話によれば、まだ部員集めに走り回ってるらしいし、頭数が揃ってないなら、直ぐに何かやるとは思えない、気になるなら、霧島さんが友達の…加奈さんと言う人に、どんな活動をしているのか、聞いてみればいいんじゃないか?』
『うん、そうだね、明日学校へ行ったら、加奈ちゃんにオカルト研究部が何をしてるのか、聞いてみるよ』
『だな、でも気を付けろよ?色々と部活動について探りを入れるにしろ、あまり何度も聞かない方がいい…と言うか、関わらないのが、一番なんだけど』
『どうして?』
『オカルト研究部は仲間集めに必死なんだろう?連中に興味あり気にしてると、目を付けられて執拗に勧誘されるからな』
なるほど…;
『多分、明日その件について加奈さんに訪ねたら、また勧誘される可能性は高いよ?「なに?やっぱり興味ある?じゃあ入ってよ」みたいな感じで』
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