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翌日…
翌朝、いつも通りに登校した私。
午前中の授業が終わって、昼休みになってから綾崎加奈ちゃんの席に向かう。
『加奈ちゃん、ちょっといいかな?』
『何?どうしたの?』
『昨日言ってた、オカルト研究部の事なんだけど…』
私がそう言うと、加奈ちゃんは目を輝かせながら…
『え!何?何?もしかして、入部してくれる気になったとか!?』
『あ、いや、そうじゃないんだけど、その部って…一体なにをやるのかなーって思って』
『なーんだ、残念…あ、でも興味があるって言ってたもんね』
『うん、少しだけど、それで、どんな部活動してるの?』
『そんなに変な事はしないよ?まだ人が居ないから本格的な活動はしてないけど、占いとか心霊相談とか…あ、人が集まったら心霊スポットを回ったりもするって』
『∑えっ、心霊相談を受けたりするの!?…それにスポットの探検も?』
『らしいよ、部長の黒澤さん霊感があるから、その力で人助けをしたいんだって』
『へ…へえ、そうなんだ;』
心霊スポットを探検するとかは予想通りだったけど、まさか心霊相談まで受ける気だったなんて、木村君の話だと、一応霊感がある程度で除霊なんてしようものなら、逆に霊に死の世界へ引きずり込まれてしまうとか…。
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