翌日…

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私は努めて普通に話をする。 『ううん、修行したとかは聞いてないな、ただ、なんか生まれつきの霊感体質みたいで、しょっちゅう幽霊を見て育ってきたんだって、それって凄いよね、羨ましいな~』 修行もしてないで心霊相談を引き受ける?その黒澤って人、自分の霊感に、かなり自惚れてるみたい…そんな人が主催するような部活、いずれはとんでもない事になる。 本当なら今すぐにでも加奈ちゃんには、その部活を辞めてもらいたい、でも私がそう言った所で、素直に従う訳もないし… それに木村君からも、あまり探らない方が良いと言われている。 『そっか、でも本当に気を付けてね、加奈ちゃん』 『ありがとう沙耶、もちろん注意するわよ』 そうして話を終え、加奈ちゃんの側から離れて自分の席に戻った。 (どうしよう、こんな時、木村君ならどうするのかな…) ………………………………………………………… 午後の授業は殆ど頭に入らなかった、ずっとオカルト研究部についてどうするか、考えていたから。 キーンコーン♪カーンコーン♪ 最後の授業が終わるチャイムが鳴り、その日の学校は終わった。 私は少しでも早く家に帰って、木村君に相談するべく帰りを急いだ。
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