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「ち…」
零は素早く飛び上がり、磁力で自らの身体の弾きながらラタトスクに近付く。
「ふん、悪足掻きを!」
ラタトスクは槍を構え、零に向かって飛ぶ。
「今だ!」
零はラタトスクが飛ぶ瞬間に前方に向けて電気を拡散させながら放つ。
「なんだと!?」
ラタトスクは正面から電撃を受け、痺れにより動きが鈍る。
そして零は動きの鈍った槍を横に弾き、槍を叩き折った。
「このっ!?」
ラタトスクは零を殴り、地面に叩きつける。
地面に落ちた零は痛みに耐えながら起き上がろうとする。
「動くな!」
その言葉を聞き、零は動きを止めた。
何故ならラタトスクの指輪が自分に向けられていたからである。
「これでチェックメイトだ、死ね!」
そして零に向けて緑色の閃光が放たれた。
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