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それを見ていた男は舌打ちをしながら、ポケットに手を突っ込む。
そして緑色のクリスタルのついた指輪を取り出す。
「そう簡単に逃げられると思うなよ」
そう言うと男は自分の指先に指輪をはめる。
すると緑色の宝石を中心に緑色の光が集まる。
「神風」
そう呟くと男の姿がその場から消える。
そして一瞬にして零の目の前に移動する。
「ち、一般人に対して『風のクリスタル』を使うかよ」
零はすぐさま近くの路地に逃げ込む。
しかしその先は行き止まりであった。
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