59人が本棚に入れています
本棚に追加
「零!?」
玲華はすぐさま零に駆け寄る。
彼の後頭部からは若干血が流れていた。
「空気の塊を弾いただけでこれか、案外人間は脆いんだな。まあいいか」
そう言うと男は玲華に近付き、手を掴む。
「さぁ来い!」
「嫌っ!」
嫌がる玲華を黙らせようと男が手を上げた。
その時だった。
男の顔に拳が命中し、男は大きく数メートル後ろに吹っ飛ばされる。
「てめぇの…相手は…まだ俺…だ…」
そこには立ち上がる零がいた。
最初のコメントを投稿しよう!