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木曜の夜
ヴゥ〰ヴゥ〰
「もしもし?」
にやける顔を必死に堪えて電話に出た
「すばる?ごめんね💦あたしケータイ全然見てなくて…いっぱい連絡くれてたのに…てゆーか連r『香奈…』…え?あ💦なに?」
『大変やったな、お疲れサン!明日休みもらってるんやろ?今日は家でゆっくり休めよ!じゃな』
「え!?待って!!あ...ぇっと///ぁ..会いたい...です///」
なにこの子!?超カワイイ事言っちゃってるやん!?すぐにでも抱きしめてあげたいのに…まだあかんねん!
『あぁ悪い...明日ロケ早いねん。それにお前も明日休んだらまたしばらくコンサートで忙しくなるやろ?今日くらいゆっくりしときぃ?』
「…そ…っか…わかった…すばるもロケ頑張ってね…」
カチャカチャ...カシャン
ヤバッ
『おぅ!じゃな』プープー
パタン……ズルズル…ペタン
「...サイ...アク...ハァッ...あたしが悪いんじゃん...ウゥ〰...会いたいよぉ…すばるぅ…グスッ」
♪~♪♪~
「ヘッ?..オル...ゴール?」
パタパタッ
「リビングに明かり…?何で?」
カチャッ
「な..に...コレ...」
フワッ
『お帰り、香奈。お仕事お疲れ様でした。』
立ち尽くす香奈を後ろからギュッと抱きしめた
「すば..る?」『うん』
「ロケ...は?」『...ウソ』
「コレ..は?」
向かい合うように香奈を俺の方に向かせて、触れるだけの優しいキス
『頑張った香奈へのご褒美♪』
キャンドルだけだった部屋の電気をつけると、テーブルの上には香奈の好きなケーキがホールで置いてある
「クスッ...コレ...すばるが買ってきたの?」
『そや///めっちゃ恥ずかしかってん!残さんとくえや!!』
「ヘヘッ//ありがとう///」
ケーキの上、チョコのプレート
"がんばったで賞"
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