血の垂レた心

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ちっ…たちの悪いもの朝から寄越すなよな… と、もう一度良くアドレスを確認する。 gRuDGeGrUdgE@******.ne.jp 何だ…やっぱどっかのチェンメか… それとも、高校の悪友が俺に送ったのか…? どっちにしても後味が悪いイタズラだ… 少し強めに言わなきゃ駄目だな…と携帯の返信ボタンを押し本文入力に画面が切り替える。 件名:「Re:あナタの大切ナ人を殺シま…」 本文:「お前誰だかしらねーけど 悪趣味なメール送ってくんなよ つまん…」 ねーんだよボケが…と親指で入力していると一階から俺を呼ぶ父さんの声が聞こえてきた。 「哲哉~?下に降りてこい、何かまた事件起こったらしいぞ。」 ん…?事件…ってあの事件か?俺、家族の前で関心あるようにしてたっけ… まあ…良いや、少し気になるし。 と返信メール書き掛けの携帯を握り締めながら見慣れた階段で、一階に降りる。 居間に向かうとテレビはついておらず、台所に目線を移すと親父が立っていた。 「何だよ、父さん。料理運びしてんの?珍しいな。」 と、声を掛けると父さんはこう返した。 「哲哉、お前のせいだぞ」
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