水の沸点は100℃

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―友の作文― ぼくのたいじなかぞく それはあの血生臭い戦後の話だった 当時二十歳を過ぎた俺は徴兵で戦場に駆り出されていた 俺には嫁がいた 嫁はずっと「なんで蛍は直ぐ死んでしまうん?」としか言わなかったからとりあえず蹴った そして戦場…あれは酷いものだ… 戦友の緑は地雷で吹き飛び…また緑は撃ち殺され…またまた緑は戦車に轢かれ… マジで ざ ま ぁ w でした そしてついに俺の操る戦闘機「ゼロカロリーナメんなゴルァ」が出撃命令が下った 無線で隊長が言った 「とりあえず敵に突っ込んで死ね」 隊長の最後まで優しい言葉に俺は思わず涙を流した そして俺は叫びながら突っ込んだ 隊長の戦闘機に… 散った…俺の「ゼロカロリーナメんなゴルァ」と隊長の操る「どどどどうしよう!」が 俺はパラシュートを使って何とか生き延びた しかし、隊長は戦闘機にプリントされたピンクの豚と共に空に散った 隊長を失った俺達の部隊は戦意喪失していた だから、皆やられたんだ 俺はそこら辺の敵兵からRPGを奪いぶっぱなした 味方の戦闘機に ここに某死のノートを持った彼奴が居たら以下の二つの台詞のどちらかを言っただろう 「粉☆バナナ」 か 「計画通り…!」 を、言ったに違いない あ、今日コーラ買うの忘れてた
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