つきのおさかな。

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「!!?」 痛い、と思う前にびっくりして金魚を見た。 『痛いでしょ?』 ふんっ、と鼻息が聞こえそうな声で金魚は言った。 や、金魚に鼻はないけれど。 とりあえず私はこくこくと頷いた。 『じゃあこれは夢じゃない。 ここにわたしがいるのも、喋ってるのも事実。分かった?』 またこくこくと頷く。 金魚は、分かればよろしいと言って私の頭に乗った。
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