つきのおさかな。

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再び机に座り、教科書とノートを交互に見る。 ペンを走らせながらベッドの上の光樹をちらりと見ると、結構楽しそうに読んでいた。 読み終わると、頭(背びれのあたり)に本を器用に乗せて、しまって、また出している。 静かな時間がゆっくりと過ぎていく。 窓から見える月は、煌々と宙を照らしていた。
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