つきのおさかな。

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光樹を抱き上げ、小さいクッションに乗せると、猫のように丸くなった。 部屋の電気を消して、自分もベッドにもぐりこんだ。 光樹にも布団がしっかりかかるよう調節する。 こういうの、ちょっといいなあ。 なんだか母親気分で、ふっと笑ってしまう。 そっと光樹を撫でると、暖かくて、ぬくもりを感じた。 それに誘われるように目を閉じた。
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