つきのおさかな。
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1番好きになった時間は、光樹が絵本を読んでいる空気を感じながら、勉強をする時間だった。 ベッドと勉強机という背中合わせの環境で、誰かが部屋にいてくれるという安心感。 光樹は絵本を読むことを[勉強]と決めたらしく、何かにつけてそれをアピールすることも面白かった(「勉強しようかな」と言うと、『じゃあ私も勉強する』と言ったり)。 そんなこんなで、あっと言う間に光樹が来て半月ほどになった。
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