クラス分け

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「同じクラスで隣の席になれるなんて奇遇だねぇ~、菊田君♪」 ロングの金髪はサラッサラ、去年は隣のクラスだった…確か名前は“沙羅”だったはず。 ―――あ、今のはギャグじゃないぞ!? そばには大概、国語教師の章介さんがいるもので単体で見ることも珍しい。 「言っておくけど章介はわたしのオプションじゃないよ」 ああ、考えていることが簡単にバレた…; というか、金髪に囲まれたこの状況どうにかしてくれっ! 「いや~本当に奇遇、キミとだけは同じになりたくなかったなー」 その後ろで笑いながら毒を吐いているのは黒沢だ。過去になんかあったらしく沙羅を一方的に毛嫌いしている。 おれの唯一の救いはこいつが同じクラスに居てくれたことか。 .
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