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相島孝介と吉本茂徳は、同じ学校に通う高校3年生だ 1年生の時に友達になり、互いの家が近所と言う事を知った2人は、試験の1週間前になるとファミレスで勉強をするのが習慣になっていた そして今日も、来週月曜日に行われる中間テストに向けて、2人は勉強をしに来ていたのだ 「なぁ…」 相島は、なに?と顔も上げずに反応した 「お前、最近おかしいぞ?何かあったのかよ」 心配をよそに、相島は鼻で笑った 「だから、何度も大丈夫だって言ってるだろ?」 「でも…」 「そんな事より、今度の中間テストは大丈夫なのか?美晴ちゃんと賭けしてるんだろ?」 吉本はドキッとした 「このテストの結果次第では、美晴ちゃんに告白するんだろ?」 さっきまでの出来事が嘘の様に、相島は楽しそうな表情になっていた
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